Cool Summer:コーラル・赤
12トーンのCool Summerのパレットには、なぜコーラルが無いの?
人々はコーラルについて様々な認識を持っています。
それゆえ、正確なカラーコミュニケーションのためにマンセルカラーシステムを使うことは有効です。
以下は、多くの人がコーラルと考える色の例です。
Cool Summerのパレットの色領域であるかは色相によります。
すべての色は100%クールで、その後に中程度の彩度、そして中程度の明度という条件が続きます。
よってパレットはクールカラーであるピンクを含みます。
一般的にコーラルとして認識されているものを作るためには、ピンクをに黄色を加える必要があります。
上の図では、クールカラーであるピンクに黄色が追加されてウォームカラーであるオレンジに変わる様子がわかります。
コーラルの色調が中央にあります。
クールカラーであるピンクに黄色を加えると、色相はニュートラルになります。
黄色を加えると、結果として得られる色の明度と彩度も増加します。
黄色を加え続けて青い要素を取り除くと、100%ウォームであるオレンジになります。
こうして出来上がるコーラルは、Cool Summerの100%クールな色とは調和しません。
12トーンのCool Summerのパレットには、なぜ純粋な赤が無いの?
純粋な赤は本質的に彩度が高いです。
Cool Summerのパレットの色はすべて、彩度は中程度から低レベルです。(色にグレーを追加することで彩度を下げています)
この彩度の赤は一般にラズベリー、ブルゴーニュ、プラムなどと認識されます。
純粋な赤は、中~低彩度の赤とは調和しません。